今日は基礎力向上を目的にしたトレーニング
いつもの「サッカー観」を身に付けるとは異なる目的です。
テーマは『運動能力向上』『基礎技術向上』『対人向上』の最も基本的な部分です。
ノザワナでは、『サッカー観』(相手に対して、どう攻めるか、どう守るか、の良いイメージと複数の選択肢があること、その中から状況に合わせて自ら良い選択肢を選べる)に主軸をおいてサッカーに取り組んでいます。(バルセロナのブスケッツや、ポルトガル代表で活躍した身長160cm代のデコ選手みたいな賢くて上手い選手に日本人は向いているしなれると思っています)
今回はそうなるために必要な、
『基礎的な運動能力』
『基本技術』
『サッカーの基本の対人の強さ』
を向上することを目的とした練習です。
①肩甲骨と股関節を連動させる練習 ・先ずは肩甲骨を動かす ・前後 ・閉じる、開く 次に『肩甲骨』と『股関節』を連動させる。 ※肩甲骨が動くと股関節が連動して動くはずですが、余計な力が入っていると、 肩甲骨の可動は狭まり、上手く使えず、 股関節も連動して動きません。 余計な力みなく、肩甲骨を動かし、 全身を動かせると、股関節も連動します。 ※どんな良いことがあるかというと、 『筋力』を必要以上に使わなくても(無駄に力んで体を動かさなくても) 『力を入れて動いた時以上のパワー』を発揮できます。 例えば、全身力をガチガチに入れて走るよりも、 力を抜いて柔らかくスムーズに走れた方が速くなります。 そのために、 先ずは体幹トレーニングで必要な筋肉、使うと良い筋肉、普段使えていない筋肉に刺激を入れます。 次に、 ・肩甲骨バック走(肩甲骨前後)→前向き ・肩甲骨サイドステップ(肩甲骨開閉)左右→前向き ・肩甲骨クラスステップ(肩甲骨から股関節への連動)左右→前向き ・前向きランニング この時点でサッカーコートを11週走っているのですが、正しく身体を使えるようになってくると、『11週目が1番軽く速くスムーズに走れます』 肩甲骨の可動域が広がり、前後にスムーズに動き、全身の力が抜けてきて股関節が股関節と連動して動き、足がスムーズに前に出てくることを1番実感します。 選手達も全体の4割くらいは、その感覚を掴んで11週目に1番軽くてスムーズで速くなったと言ってました。 まだまだ半信半疑でトレーニングにしてる人や、みんなが『意識して』身体(肩甲骨、股関節)を動かせる訳ではないので、これからも全員の運動能力が力まずに最大限に発揮でき、更に最大値も上がっていくように続けてトレーニングしていくことが必要です。
②『肩甲骨→股関節キック』に続きます。