子どもの危険信号『読解力の低下』『聴解力の低下』

人の話しを聞いてイメージして理解する力、読んだものをイメージして理解する力が低下してきています。

本を読む、本の読み聞かせがなくなり、タブレットでYouTubeやNetflix等でのアニメなど、イメージをする必要がないダイレクトに映像として脳に入ってくる刺激が増え、言われたこと、読んだことを頭でイメージして理解する力が低下してきていることを現場で感じています。

話しは聴いているけど、頭には理解していけないという状況です。

例えば、試合の日のコート設営で「長い辺が68m、短い辺が50m、長い辺と短い辺の真ん中を計って目印を置いておく。」

「ゴールエリアはゴールポストから4m、ペナルティエリアは、ゴールポストから12m」

といった時に、口頭の説明だけでは解らなく、図で説明しないと理解出来ない子が増えています。

サッカーの例で言うと、

「こちらのフォーメーションが3-3-1(DF3,MF3,FW1)、相手のフォーメーションが2-4-1(DF2,MF4,FW1)、ボランチは何人対何人になっていてどちらが優位になってる?」

と聞いた時に頭の中でイメージして答えることが出来る人と、頭の中で想像が出来ず、作戦版で確認してからでないと答えられないという人がいます。この場合、頭の中で想像出来ていないため、作戦版では理解できても試合中のポジショニングにまでは繋げることができない。というような例が多く増えてきています。

時代に合わせて、

試合中もタブレットを使って映像で指導出来れば良いかと思いますが、口頭の話しで理解出来ないというのは、これから全て映像のマニュアルを必要とする人間になっていくということだと思います。

時代的にはそうなっていくと思いますが、とても不便なことで、コミュニケーションの意味がなくなっていってしまう危険な状態でもあるかと思います。

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